野口英世アフリカ賞とは?

本賞の特色
20 世紀初頭、感染症が猛威を振るっていた時代、医学・細菌学の発展に生涯を捧げ、アフリカの地で黄熱病の研究途上に客死された日本を代表する医学者、野口英世博士(1876-1928)の志を継ぎ、日本政府が2006年に創設したのが『野口英世アフリカ賞』です。

アフリカのための基礎医学研究、臨床研究、医療活動へ光を当て、感染症への挑戦、人類共通の課題へ「現場主義」で挑戦し続ける個人・団体を顕彰し、アフリカに住む人々、ひいては人類全体の保健と福祉の向上を図ることを目的とする国際賞であり、今回、来年2022年の第4回受賞者決定に向けて、本年2021年9月25日まで、推薦を募集いたします。
表彰内容
授賞式において、表彰状、賞牌、賞金(1億円)を授与します。
WHOアフリカ地域事務局の役割
WHOアフリカ地域事務局は、同賞の二つの分野、「医学研究分野」と「医療活動分野」のうち「医療活動分野」の推薦委員会事務局として、受賞候補者選考プロセスを支援します。
今日的意義
人類は、現在、野口英世博士の時代から一世紀を経て COVID-19 パンデミックの試練の渦中にあり、感染症対策及び公衆衛生推進が、喫緊の課題となっています。
今、野口英世アフリカ賞の理念が広まり、同賞を通じてアフリカにおける医療活動が活性化することは、COVID-19 パンデミックを越えて、21 世紀、2030 年の SDGs達成へ、WHO が目指すグルーバルゴール3 Ensure healthy lives and Promote well-being for All at All ages の実現を大きく牽引することとなります。
詳しくは
野口英世アフリカ賞推薦要項(第4回)(本サイト内)
内閣府野口英世アフリカ賞ページ(日)https://www.cao.go.jp/noguchisho/index.html

5つのポイント

目 的
アフリカでの感染症等の疾病対策及び公衆衛生推進のため、医学研究または医療活動のそれぞれの分野において顕著な功績を挙げた方々を顕彰し、もってアフリカに住む人々、ひいては人類全体の保健と福祉の向上を図ることを目的とします。
対象分野
  • 【医学研究分野】基礎医学研究/臨床医学研究/医学に密接に関連した生命科学の研究
  • 【医療活動分野】現場において展開される疾病対策及び公衆衛生の改善に係る医療/公衆衛生活動
候補資格及び募集要件
詳しくは 野口英世アフリカ賞推薦要項(第4回)(本サイト内)
  • 募集は、推薦のみで自薦は認められません。
  • 候補者は、生存者に限ります。国籍・年齢・性別は不問。団体は、現在活動している団体に限ります。
授賞頻度
  • 授賞はアフリカ開発会議(TICAD)に合わせて行われます。第3回以降、3年おきを予定。
第1回授賞式 2008年5月 TICAD IV
第2回授賞式 2013年6月 TICAD V 横浜
第3回授賞式 2019年8月 TICAD 7 東京都内
第4回授賞式 2022年 TICAD 8 チュニジア
選考